2011年 05月 16日
「Lipstick to her」第5便、第6便を送りました。 |
新しい一週間が始まりましたね。
少しずつ夏の気配が濃厚になっていく中、原発事故の続報を聞きながら
去年とはまるで違う気持ちでそれらを見つめている自分がいます。
けれど同時に、そんなこちらの思惑や人間がしでかしたあまりに大きな惨禍には関係なく、
いつもと同じように枝をのばし、みずみずしい新しい葉をしげらせ、
そして軒に巣を作り出すつばめの姿に
「ああ、とてもじゃないけれど敵わないなあ…」と思ったりもしています。
さて、Lipstick to her、この土日にまた二件、物資を送って参りました。
「ふんばろう東日本プロジェクト」で見つけた
「岩手県二戸市:カシオペア女性と若者を支援する会」、
そしてTwitforyouの書き込みからこちらにコンタクトをとってくださった
宮城県東松島市に支援物資を運ぶという方のところです。
物資を送っていると、かならずといっていいほどお礼のお電話を頂戴します。
(今、わたしの携帯電話には、知らない番号からの着信履歴がたくさん並んでいます!
普段なんか、全っ然電話鳴らないのに! ぎゃふん!!)
こんな大変な時に、わざわざお電話なんてかまわないのに……と申し訳なく思っていたので
先日、やはりご連絡をいただいた方にそのようにお伝えしたのですが、
「何もできませんから、せめてお礼だけは伝えさせてください」と
やわらかな口調で答えられておりました。
いい意味で、すごくはっとしました。
どういう状況であっても、人は優しくあることができるし、
誇りを持つことができる。それができる以上、わたしはそっちを信じていきたい。
電話が終わった後、すこしの間そんなことを思いました。
by kittarihattari
| 2011-05-16 11:10
| Lipstick to her